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仕事を知りたい

当財団の文化事業担当部門は、姫路市の外郭団体として、音楽、演劇、古典芸能などの公演の開催を中心に、アウトリーチ活動、児童生徒向けの教育プログラムを実施するほか、姫路で活動する文化人・文化団体・アーティストの皆さんの支援を通して、姫路地域で豊かな文化を育み継承していくべく、さまざまな事業を企画し実施しています。
今回は、当財団が関西で(おそらく)初めて企画・制作し、毎年継続している「避難訓練コンサート」を例に、実際に初回の企画立ち上げから携わった職員がどのような仕事をしているかをご紹介します。

「避難訓練コンサート」制作裏話:入職7年目 振興課

第4回避難訓練コンサートのチラシイメージ

「避難訓練コンサート」とは?

「避難訓練コンサート」は、避難訓練とコンサートが一体化した催しです。
コンサートの最中に、地震や火事などの災害がおこった場合を想定し、お客さまにホールの外へ避難していただきます。避難訓練が終わった後は、ホールに戻ってコンサートの続きをお楽しみいただきます。
文化センターの周りの自治会の皆様や、幼稚園、小学校、中学校などにもご協力、ご参加いただいて実施しています。
私がこの企画を立ち上げた理由は、主に3つあります。
まずは、施設管理の経験を事業の企画でも活かしたかったこと。
次に、他のホールではまだやっていない企画を立ち上げることで、自分の企画力を伸ばしたかったこと。
最後に、南海トラフ地震など、いつ起こるか分からない災害に対して、形骸化しやすい訓練マニュアルを、実際に即したものに作り変えたかったこと、です。
この企画を立ち上げた当時、「避難訓練コンサート」は関東等他の地域では行われていたのですが、関西では認知度は高くありませんでした。
当時の館長以下職員の間で、姫路市文化センターの指定管理を行う上で来館者の安全確保は大変重要なことだという共通認識は常にあり、定例の訓練以外に何かできないかと模索していましたので、こういった企画があることを知った時、関西の他館に先駆けて実施したいと考えました。

避難訓練イメージ

開催までにどんな準備を?

様々な仕事がありましたが、特に重要だったことは、避難訓練計画の一からの見直しと、出演者との交渉、動員の確保です。
立ち上げたばかりで前例のない中で企画したので、自分の頭の中だけでは思いつかない・気が付かない・前に進まないことばかりでした。そのため、とにかく関係者との綿密な打ち合わせを重ねました。
上司への相談はもちろんのこと、「避難訓練計画」は消防署の職員と、「コンサートの進行・舞台演出」は舞台スタッフと、観客動員をお願いした地元の方々とは、「負傷者役」の打ち合わせ等…。
周りに相談しつつ、打ち合わせを行うことで、ぼんやりとしたイメージだったものが、段々と企画として輪郭がはっきりと見えるようになりました。

照明とスモークマシンを使ってリアルな火災を演出するイメージ

何よりも、観客がいなければコンサートにも訓練にもなりませんから、たくさんの方に来ていただけるように積極的に広報、宣伝活動に取り組みました。
結果として、新聞社やメディアにも取り上げていただくことができ、姫路市内はもとより、遠方からもたくさんの方に参加して頂けました。

コンサート後には、近隣の会館や公共施設からの参加者との意見交換の場を持っています。
2017年で4年目となりましたが、同様の業務に携わる方々からのご意見やアイディアを取り入れて、避難訓練計画をブラッシュアップしています。
また、他館から、同様のコンサートを実施したいという要望を受け、当館の実施計画やマニュアルを提供させていただいたりする中で、新しい情報をいただいたり新しい人間関係ができたりしたことも非常に良かったことです。

「音楽のまちひめじ」パンフレットイメージ(2017年秋)

企画制作の仕事の魅力とは。

自分の頭の中にあるイメージを実際に形にすることが、企画制作のなによりの魅力だと思います。
今まで何度もやってきた定例的な事業でも、引き継いでそのまま同じことをするのではなく、改良の余地を探したり、自分なりのオリジナリティーを入れられないか考えたりすることが重要ではないかと思いますし、それが企画制作の面白さでもあるのではないでしょうか。

これから携わっていきたい企画は?

市の施策である「音楽のまち ひめじ」事業が今後更に展開していきます。
コンサートは、ホールの中だけで行うものではありませんので、街中で市民の皆様に楽しんでもらえるコンサートなど新しい企画についていろいろと考えていきたいと思います。

2018年第5回避難訓練コンサートチラシ

第5回避難訓練コンサート 開催決定!

第5回避難訓練コンサートの開催が決定しました。
地震、台風、大雨等、災害が多い昨今、命を守るためには常日頃からの心がけが大切です。
姫路市文化センター大ホールは西播磨地域で最も大きな公共ホールであり、非常時の避難所にも指定されています。たくさんの人が集まる公共施設として、地域の皆さんと一緒に安全な避難について考えます。
今回は、オオサカ・シオン・ウインド・オーケストラから、なぎさサクソフォン・カルテットの皆さんを迎えて、スペシャルなコンサートをお届けします。
どなたでも無料で入場できますので、参加してみてください。

公演詳細
2018年9月26日(水曜日) 開演13時(開場12時半)
姫路市文化センター 大ホール
入場無料 全自由席 ※どなたでも入場できます。
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